飼い主が立つ位置を変えることで犬はお行儀のいい歩き方を自然に学びます
飼い主の歩調に合わせて犬が歩いてくれると、毎日のお散歩がとても楽しくなります。
飼い主の立つ位置を変えていくことで、犬に学ばせる方法を紹介します。
STEP1 飼い主は犬の対面に立ちます
1. 犬と対面します。犬はすわっている状態でかまいません。
2. 犬の鼻先におやつを持っていき、「オイデ」の指示とともに後ろへ1歩下がります。
犬を移動させるときに、手を3cm~5cm下げながら誘導しましょう。
3. 3cm~5cm下げた手をもとに戻すと、犬は誘導されてすわります。その後は1~3を繰り返します。
飼い主は後ろへ下がる1歩の歩幅を大きくしていきましょう。
STEP2 飼い主は犬の右側に立ちます
1. 飼い主は、犬の右わき腹を見るような向きで、犬の右側に立ちます。
2. 飼い主は犬の鼻先におやつを差し出し、犬を誘惑します。犬の集中を確認した後、飼い主は横歩きで犬にとっては前方、飼い主にとっては右へ移動します。
3. 飼い主は3歩移動した後、手をやや上げて犬を誘導してすわらせます。犬がすわったら、たくさんほめてあげましょう。
4. 1~3を、20mほどの距離で繰り返し練習してください。
STEP3 飼い主が立つ位置を右に90度変化させます
1. 犬の右に立ちます。
2. STEP2で立った向きから、さらに右に90度回転します。犬と飼い主は同じ方向を向くことになります。
3. 犬の鼻先におやつを差し出して、犬を誘います。右手を大きく差し出して、犬がSTEP1やSTEP2との練習内容の違いを感じないようにします。
4. 犬が集中しているのを確認して、「ついて」や「ヒール」と言いながら3歩前進し、犬を誘導してすわらせたくさんほめてあげます。
5. 1~4を、20mほどの距離で繰り返して練習してください。
POINT~人の向きだけを変化させます
STEP1からSTEP3までのトレーニングでは、ステップの段階に応じて人の向きを変化させます。
STEP1からSTEP3まで、犬にはまったく同じ、単純な「スワレ」の繰り返しとして練習させます。
飼い主が立つ向きと位置をステップに応じて変化させていくことにより、犬に「飼い主と並んで歩く」ことを自然に習慣とさせていく高度な方法です。
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