プロのテクニックはここが違う!いつものドライヤーを使ってふんわり仕上げ。
シャンプーした後は、毛の根元からしっかりとドライヤーを当てて乾かしてあげましょう。ヤケドを防ぐため、ドライヤーは犬から30cm以上離して当てます。
2週間に1回、
用意するもの
スリッカー
コーム
エプロンにはさんだドライヤー
スリッカーとドライヤーでブローをして、コームを使って仕上げをします。ドライヤーは、エプロンにはさむと両手を使ってブローができるので便利です。タオルを敷いたテーブルなどの上に犬をのせると、ブローがしやすいでしょう。
1
スリッカーを持った手でドライヤーの温度を確かめながら、犬の毛を持ち上げて根元に温風を当てます。
2
根元から毛を乾かすと、毛が濃い色から薄い色へと変わります。毛色が薄くなるまでしっかりと乾かします。
3
手でしっぽを持って押さえ、毛の流れに沿ってつけ根から毛先に向かって乾かしていきます。
4
前脚を持って犬を立たせ、おなかやわきの下など湿った部分スリッカーでとかしながら、温風を当てて乾かします。おなかはとくに念入りに乾かします。
5
うしろ脚を持ち上げて、内股の毛をスリッカーでとかしながら、温風を当てて乾かします。犬が脚を持ち上げられるのをいやがる場合は、家族などに頼んでおやつを犬にあげてもらうなどして、犬の気をそらします。
POINT
逆毛を立てるブラシ使いがふんわり仕上げのポイント
根元から乾かすことと、巻き毛になりがちなプードルの毛を伸ばすことがふんわり仕上げのコツです。スリッカーを毛の根元に入れながら温風を当て、背中などは毛の流れとは逆に、毛を立てるようにブローをするといいでしょう。全体が乾いたら仕上げにドライヤーの冷風を当て、毛の内部にこもった湿気をとばすのもポイントです。
6
前脚を持ち上げてスリッカーでとかしながら、わきの下や脚先、脚の裏に温風を当てて乾かします。
7
耳のつけ根は湿気が残りやすいので、耳の毛を持ち上げながら念入りに弱温風を当てます。耳は、毛の流れにそってスリッカーを当てましょう。
OK
8
犬の頭頂部の毛をスリッカーで前からうしろにとかしながら、ドライヤーで弱温風を当てます。犬は、顔のまわりに風が当たるのをいやがります。ドライヤーを弱温風に設定して、顔の斜め上ぐらいからドライヤーを当てるようにします。犬が暴れる場合は、顔を両手でしっかり固定してから弱温風を当てて、ほとんど乾かしてからスリッカーをかけるようにします。
NG
犬の顔の正面からドライヤーを当ててはいけません。
犬の顔の正面からドライヤーを当てると、犬が目をヤケドしてしまいます。目のヤケドは治りません。顔の正面からは、絶対にドライヤーを当てないようにしましょう。犬の顔の上から、スリッカーでやさしく毛をとかしながら弱温風を当てるようにします。
9
あごの部分を持ち上げて、湿気が残りやすい首元に弱温風を当てます。乾いたらスリッカーでとかしましょう。仕上げに全体をコームでとかしながら、ドライヤーの冷風を当てて犬の毛にこもった湿気をとばします。
10
できあがりです。冷風で犬の毛にこもった温気をとばすと、ブードルの毛がふんわりと仕上がります。
とても便利なドライヤーアーム
ドライヤーを机に固定する「ドライヤーアーム」を使うと、さまざまな角度からドライヤーの温風を当てられます。クリップの片方を机に取りつけ、もう片方にドライヤーをはさみます。価格は6000~7000円くらいです。
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