犬がいい行動を選択したときにすばやくほめればしつけは簡単です。
犬がいい行動をした瞬間を逃さずに、犬が一番よろこぶことをしてあげれば、犬はつねに飼い主が望む行動を選択するようになります。ここでは、効果的なほめ方について学びましょう。
人間にとって犬がいい行動をした
ほめて、いい行動を習慣化するように「いい行動の強化」をしていきます。
人間にとって犬が悪い行動をした
子犬の場合は無視をすることで解決できる場合があります。
成犬の場合は、いい行動をしたときに「ほめる」ことを繰り返して、悪い行動を選ぶ気持ちを減らしていきます。
「無視をする」が効果的なのは、生後8か月程度の子犬まで
群れ社会で暮らす犬にとって、無視は群れから仲間はずれにされることなので、かなりこたえる制裁です。ただし、無視が効果的なのは、生後8か月程度までです。成犬が問題行動をしたときは、犬がいい行動をしたときにほめることを積み重ねていく方法が効果的です。
子犬があなたにかまってくれとしつこく飛びつくときは、思い切って無視をします。無視とは、愛犬の存在を自らの意識から消すことです。たとえば、犬が飛びついてきたら「ガスの火は消したっけ?」と考えてみましょう。一瞬、犬のことを忘れるので、自然に犬を無視できます。
いい行動をしたときは、感動をぶつけるように犬をほめます
犬をほめるとは、犬が命令に従ったことに対する飼い主の感動を伝えて、犬をよろこばせることです。犬を上手によろこばせることができる人は、しつけも得意です。
犬が命令に従えば、あなたは「なんておりこうな犬でしょう」と感動するはずです。その思いを犬にぶつければいいのです。命令に従ったときに、犬が一番よろこぶことをしてあげるために、日ごろから犬と触れ合い、犬がどんなときに、何をすればよろこぶのかを把握することが大切です。
ほめるときに大事なのは「タイミング」です。飼い主が望む行動を犬がしたとき、すぐにほめます。犬に連続して命令を出した後に、まとめてほめてもさほどの進歩は望めません。
なでておやつをあげる 「イイコ!」と声を出しながら犬をなでて、とびきりおいしいおやつをあげましょう。
犬の上手なほめ方・やってはいけないほめ方
・なでておやつをあげる
「イイコ!」と声を出しながら犬をなでて、とびきりおいしいおやつをあげましょう。
・追いかけっこをする
トイ・プードルは走るのが大好き。ほめた後で走り出して、犬に追いかけさせてみましょう。
・オモチャで遊んであげる
お気に入りのオモチャで遊んであげるのも、「ほめ」の効果的な方法です。
・これはNG
「オイデ」で呼びつけ、「スワレ」で座らせ、「イイコ」で撫でる・・・
このようなほめ方では、しつけを始めたばかりの犬は、飼い主のところへ行ったからほめられたのか、すわったからほめられたのかがわからないのです。この場合に大切なことは、「オイデ」で犬が飼い主の足元に来た瞬間にほめることです。犬に教えたいポイントを明確にしましょう。
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