初めは犬のペースに合わせましょう
初めての散歩のとき、怖がるようなら無理に歩かせるのはやめましょう。
数日は地面に足をつける程度で終了し、落ち着いてきたら短い距離から歩いてみます。
歩いている途中で犬が動かなくなってしまったときは、楽しく名前を呼びましょう。
再び歩きだしたらほめてあげましょう。
犬のペースに合わせ、「散歩は楽しいこと」と犬に気づかせることが大切です。
散歩中は、歩きながら犬の名前を呼んだり、声をかけたり、楽しくコミュニケーションをとりましょう。
引っ張る・拾い食いをやめさせるには
犬にとって、外の世界は興味のあるものばかり。散歩中にリードを引っ張ることがあるかもしれません。
このとき飼い主がリードを引くと、犬は引っ張り返す習性があるので逆効果です。
飼い主に意識を向かせるためにフードを見せ、振り向いて引っ張るのをやめたら、フードをあげましょう。
何度も繰り返すうちに、やがて引っ張るのをやめるようになります。
また、犬が拾い食いをしそうな場所に行きそうになったら、「オスワリ」や「マテ」などの指示を出し、歩く方向を変えます。
もしくは少しリードを引いて、急いでその場を通り過ぎましょう。
犬がにおいをかぎ出し、歩こうとしなくなったら、おやつを見せて歩かせるか、抱っこをして立ち去りましょう。
散歩のポイント
・時間
適度に疲れて、満足するくらいが目安。初日は5分くらいからスタートしましょう。
・歩き方
犬は、飼い主が少し早めに歩くくらいの速度だと歩きやすいもの。
リードは少し緩んでいるくらいの状態で歩きましょう。
・コース
長い階段がある場所はひざなどに負担になるので避けて。犬が楽しめて歩きやすいコースを選びましょう。
・時間帶
夏は朝夕の涼しい時間帯を選び、冬はなるべく日中の暖かいうちに。
夏の猛暑でアスファルトが熱いときは特に気をつけて。
怖がりな犬は、人の少ない夜の公園などから始めてもいいでしょう。
散歩の時間をうまく調整する方法は?
飼い主のスケジュールに合わせられるよう、近所を短時間で往復、公園で15分、休日の少し長時間など時間別に散歩コースを用意しておくといいでしょう。
コースを変えるようにすると、メリハリがつきます。