手作りごはんは、あげてもOK?
犬は雑食のため、人の食べ物などは、あげれば何でも食べてしまいます。
ひと昔前は、家族の残飯を犬にあげる人もいましたが、犬にとっては塩分、糖分、油分などが多すぎるため問題があります。
また、犬に安全なおいしい食事をあげたいと、手作りごはんをあげる人もいます。
けれども、トイ・プードルは体が小さいため食べる量が少なく、手作りごはんだけでバランスよく栄養を摂取するのは、事実上不可能でしょう。
病気になると療法食のドライフードを与えなければならない場合もあるため、初めからドライフードを食べさせ、慣れさせておくことが重要です。
どうしても手作りごはんをあげたいなら、普段はドライフードをあげながら、たまに食べさせる程度にしましょう。
手作りするときは、犬が食べてはいけないものに気をつけ、食材は加熱すること、味つけはしないことがポイントです。
おやつは量に気をつけよう
本来、おやつはあげなくてもいいのですが、コミュニケーションをとるときやしつけをするときには便利です。ただし、与えすぎには注意。おやつも食事の一部と考えて量を調整しましょう。
1日の合計量から、おやつの分だけフードを減らすようにします。
特に好きなおやつは、いつもあげるのではなく、しつけや、犬が注射やつめ切りなどで嫌がったときに使うと効果的です。
犬に食べさせてはいけないもの
特に中毒を起こすものは、間違って食べさせないように注意しましょう。
▼人間用に味つけされたもの
▼食べると中毒を起こすもの
チョコレートなどのカカオ類
⇒下痢、嘔吐、異常な興奮、けいれんなどを引き起こす。
コーヒーなどカフェインを含むものもダメ。
ネギ類(タマネギ、長ネギ、ニラなど)
⇒赤血球を壊す成分が含まれるため、貧血や血尿などを引き起こす。煮汁が入っているものも避ける。
ブドウ、レーズン
⇒下痢、嘔吐、元気消失、腎不全を引き起こす。
毒性の植物(ユリ科植物、スイセン、スズラン、シクラメン、ポインセチア、キョウチクトウ、ニンニクなど)
⇒中毒症状を起こすので、犬が口に入れないように注意する。
▼食べると下痢の原因になるもの
エビ、カニ、イカ、タコ、貝類
人間用の牛乳
きのこ類、
こんにゃくなど
⇒消化不良を起こしやすいのであげないほうがよい。
▼食べすぎると体によくないもの
糖分が多いもの(ケーキ、菓子など)
油分が多いもの(ベーコン、ハムなど)
塩分が多いもの(ハム、ソーセージ、菓子など)
牛肉、牛レバー