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いざというときの応急処置のしかた

病気やけが、事故にあったときは、できるだけ早く設備と技術の整った病院に連れていくことがベストです。
ただ、その場で自分でできる対処法もあるので、いざというときに適切な処置ができるよう、知っておくとよいでしょう。

case_1-熱中症

真夏の散歩や閉めきった部屋や車内など、暑い場所では熱中症に注意しましょう。
気温だけでなく、湿度も関係するので、暑そうにしていたら、風通しをよくしたりエアコンで室内の温度や湿度を調整します。
保冷剤を首に巻いて冷やすグッズや冷感マットなどを使って熱中症を予防するのもおすすめです。
熱中症になった場合は、すぐに涼しくて風通しのよい場所で休ませ、体を冷やします。
水を飲ませて、体に水をかけたり濡れたタオルで冷やすなどして病院へ。

case_2-誤飲

異物を口に入れてしまったときは、すぐに口を開けさせ、指を入れて取り出します。
飲み込んでしまった場合は数時間で腸まで届いてしまうので、早めに病院へ連れていきましょう。
犬が何かをくわえたときに「ダメ!」などと大声を出すと、はずみで飲み込んでしまうことが多いものです。
そんなときは驚かせないようにして、おやつをばらまくなど気を引いて、くわえたものを出させるようにします。

case_3-高熱

熱の度合いにもよりますが、明らかな高熱の場合は、体を冷やして病院へ連れていきます。
脇の下内股などにタオルで包んだ保冷剤などをあて冷やします。

case_4-やけど

やけどさせてしまったときは、すぐに患部を冷やすことが重要。
すぐに流水で冷やし保冷剤などを患部にあてて、病院へ連れていきます。

case_5-嘔吐

けいれんを起こしたり、意識がないときに嘔吐した場合は、のどに吐いたものが詰まって危険な場合があります。
頭を下側にしてトントンと軽くたたいて吐かせてから、もとの体勢に戻してすぐに病院へ。

case_6-骨折

高いイスなどから飛び降りるなど、ちょっとしたことで骨折する場合があります。
骨折すると、とても痛がり患部をなかなか触らせないため、添え木などで固定するのは難しいでしょう。
なるべく患部を触らず、また動かさないように、病院に連れていきます。

case_7-出血

軽い出血は、ガーゼなどをあてて押さえれば止血することができます。止血した状態で病院へ。
つめ切りで深づめして出血した場合は、小麦粉を詰めると止血剤がわりになって血が止まります。
深づめした場合、出血が止まれば病院へ行かなくても大丈夫です。

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