成長に合わせた食事を与えよう
カロリーと栄養バランスがとれるものを
ドッグフードはさまざまな研究を重ねて作られた、犬にとって最適な食事。
パッケージに『総合栄養食』『AAFCO(米国飼料検査官協会)」と表記されたものは、水とこのフードだけで、1日に必要なカロリーと栄養バランスがとれるようにできています。
幼犬期、成犬期、高齢期といった成長段階ごとに作られているので、年齢に合うものを与えましょう。
また、体重に合わせて量を調整することも必要です。
ドッグフードは製品中に含まれる水分量の違いによってドライやウエットなどに分類できます。
ドライフードはかみ応えがあり、歯石予防の効果、衛生面からもおすすめです。
子犬の食事のポイント
●成長期の子犬は体がどんどん大きくなるので、こまめに体重チェックを行い、適切な量を知っておく。
●1日に与えるフードは理想体重を元にフードのパッケージ量を与える。もっと食べたがるようなら1割ぐらい増やしてもOK。やせ気味の場合には理想体重、フード量を動物病院やペットショップに確認する。
●子犬は消化器官が未熟なため、1回の量を少なくして数回に分けて与える。
●食べ残したフードは片づけ、食事の時間を習慣づける。
●水はいつでも新鮮なものが飲めるように用意する。
●ねぎ類、(人間用の)牛乳、鶏の骨、チョコレートなどは与えない。
子犬の食事の変化
①母乳の時期
②離乳食期
生後4週ごろからミルク以外の食べ物に慣れさせていきます。
初めはドッグフードに温水を混ぜ、かゆ状にしましょう。
徐々に水分を少なくし、生後6~7週間ぐらいで離乳させ、固形タイプに切り替えます。
③離乳後から生後4~5カ月
●1日のフードの回数の目安4回
飼い主さんのところに子犬が来るのは、生後2~3カ月のころでしょう。
最初のうちはショップなどで与えていたものと同じドッグフードを数日続けます
別のものに切り替えるときは少しずつ混ぜて2週間目以降は獣医栄養学に基づいたドッグフードに切り替えましょう。
成長が早いので少なくとも週に1回のペースで体重を測り、しっかり食べさせてあげましょう。
④生後5~8カ月
●1日のフードの回数の目安3回
生後8カ月を過ぎると成長も緩やかになるため、このころから1日の食事の回数を徐々に減らします。